はじめに
前回までの記事では,Hexo の特徴と導入方法・ブログを書いていく方法について説明しました.
今回は,Hexoの特徴である階層カテゴリのシステムと,ほかのフレームワークにもよくあるタグのシステムについて紹介します.
前提知識
- Hexo がインストール済みである
効能
- Hexo でカテゴリとタグを使えるようになる
階層カテゴリ
多くのブログサイト・フレームワークでは,カテゴリを大分類と小分類を使って細分化することがなかなかできないことがあります. このブログのように,様々な分野の内容をごっちゃ煮にして書いているとついつい分類を細かくしていきたくなるものですが,Hexoなら手軽に実現できます.
ヘッダ部分に例えば以下のように書きます(この記事の例).
title: "[techaday:0014] Hexoで気軽に静的ブログ作成 (3)階層カテゴリとタグ" |
このように記述すると,1日1技シリーズ / Web という階層化されたカテゴリが出現し,このカテゴリに記事が分類されることになります. 注意してほしいのは,階層化するときの書き方です.大分類と小分類を並列に書いていますが,こうしないと正常に階層化されません.
タグ
よくあるブログでも見かけるタグというものは,記事に関連するキーワードを登録しておき,横断的に検索が可能にするための仕組みです. 先述したカテゴリのような階層的な区分わけにしづらい雑多なものはとりあえず書いておけばよさそうな風潮があります. 要するにカテゴリにまたがって分類したいときはタグの出番です.
例えばこの記事の場合,以下のようになっています.
title: "[techaday:0014] Hexoで気軽に静的ブログ作成 (3)階層カテゴリとタグ" |
こうすることで,ブログ,Hexo,静的ウェブサイト,techaday のタグのついたページ同士が関連付けられるようになります.
テンプレートの編集
ここまでの中身をとりあえずテンプレートにしておくと便利です.
scaffolds/draft.md
や scaffolds/post.md
を編集して,ヘッダ部分を
title: {{ title }} |
のように書き換えることで, hexo new
を実行した時に原稿ファイルに上記のテンプレートが書かれた状態でスタートできます.
まとめ
- Hexoでは階層カテゴリが手軽に使える
- カテゴリとタグは,Markdown ファイルのヘッダ部分に書いておく
補足
- 実は階層カテゴリが使えるというのがHexoを使おうと思った決め手だったりします
- テーマが階層カテゴリに対応していないと表示がおかしくなるかもしれません.